産後10ヶ月目。
ある早朝、私は今まで感じたことのない激痛で飛び起きました。
それまで寝ていたのに、です。
時計を見ると朝5時。
冷や汗をダラダラ垂らしながら、痛みがおさまるのを歯を食いしばって我慢していました。
30分ほどして夫が起きたので、「病院について行って欲しい」と言ったのですが、夫は
「無理。仕事休めないから。」(キッパリ)
え〜〜〜〜ま〜〜〜じ〜〜〜で〜〜〜〜!!!!
『☆注意 奥さんが体調が悪いときには奥さんを優先してあげましょう。
後々離婚の原因になるかもよ!
私はつい最近まで根に持ってたからね!!!』
(優しい人なんだけど、男ってやつは・・・)
その時は「あ、そうなんだ・・・じゃあ頑張ってみる・・。」と痛みも徐々に引いきていたので、小さい息子を連れて病院へ行きました。
検査ができるくらいの大きめの病院だと、きっと受診時間がかかるんだろうなあとため息をつきながら。
病院で下された診断は『尿管癒着』
帝王切開後に起きやすい症状で、尿管と切開した部分とが癒着(くっつく)し、おしっこが出せない状態になっており、そのため、腎臓が破裂寸前で早くカテーテルを通さないと危険な状態だったのです。
カテーテル手術をするためには、受診した病院では一泊しなくてはならず、夫は上記のようにあてになる状態でなく、その旨看護師さんに相談したところ、近所で日帰りでできる病院を紹介していただき処置することに。(←カテーテル手術をお考えの方には一泊することをお勧めします。出血にびびります。)
それから2ヶ月後
鹿児島で尿管癒着の手術を受けることになりました。
15分ほどで終わる簡単な手術のはずが、開腹した途端、大出血し、3000ccの輸血をしたのだそうです。
手術時間も12時間ほどかかったそうです。
私は麻酔で眠ったまま、もしかしたら死んでいたかもしれません。
家族にありがとうも、さようならも言えないままで。(今思うと、ゾッとしかしない(汗))
麻酔が覚めても、なかなかベッドから起こしてもらえず、痛み止めの点滴で草間彌生さんの絵のようなカラフルな幻覚を見ていました。
鏡も時計もない部屋で、見れるのは自分の手のひらだけ。
手のひらはお人形のように白く、血の気がなく、寝返りすら打てない状態で、父と母と息子が一緒に面会に来てくれても、ひとこと、ふたこと、話をすることもつらく「もう、喋るの疲れるからやめるね」と言うと、父と母はなんとも言えない顔をしていたことを憶えています。
『☆注意 手術の時も夫は付き添ってくれませんでした。仕事が忙しかったそうですよ。
良い夫はか・な・ら・ず付き添ってあげましょう。
『手術に付き添わない夫』で検索すると妻の恨み辛みがいっぱい書かれていますよ〜社畜っていやね!』
手術が終わって3日目にやっと立つことが許されて、4日目に体重を測ったとき4㎏体重が減っていたのが衝撃的でした・・。
それだけ大手術だったんですね。
その後、2週間近く入院して退院。
しかし、この一年後、この手術が元で私はヘルニアになり、同じ病院で再手術になってしまうのでした。
続く。。。
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